君は「あれ」を見たか(1)
さて、今日はまず、見せたいものの名前がわかりません。
日本にもデパートの屋上や公共系統の遊園地、
大きい公園の「こども広場」のような場所で良く見かける、
100円なり数十円なり入れますとガタガタと動くもの。
別にその場を一歩も動きませんが、何だか動くあれ。
日本で言う…なんと呼ぶのでしょうか、あれ。
「100円ライド」とか呼んでたような気もしますが、
子供の頃はもっとプリミティブに、
「あれ乗ろう、あれー」としか呼んでなかった、あれ。
需要層から言っても、やっぱり「あれ」は、
「あれ乗りたいー」という文脈の中にのみ出てくる、
ニュアンスを含んだ「あれ」と呼ぶべきなのかも知れません。
名前はさておき、大陸も同じなのかはわかりませんが、
台湾ではやたらに「あれ」を良く見かけます。
街の通り沿い、薬局や病院前、スーパーの中二階、
動物園や夜市の片隅、たまには個人宅の庭にすら、
ちょっとスペースがあるなと思うと、たいてい1~2台置いてあります。
「あれ」は、日本の方にとっても幼児体験と関わり、
非常に印象深い造形ですので、おそらく多くの台湾へ来られた日本の方は
「ああ、あれね」とお思いのことでしょう。
私より「あれ」に詳しい方がいらっしゃいましたら、
ご教授願えれば、と思っております。
そんな浅学非才(特に「あれ」に関して)な私ですが、
今回無謀を承知で紹介させていただくのは、
一つの疑問を解消したい、と考えたためです。
台湾で「あれ」を見ていく中で、
何より私が不思議なのは、同じ形のものというのを、
ほとんど一度も見かけない点です。
新しもの好きな台湾の人々の性格を反映しているのでしょうが、
こういう「あれ」でよくある人気キャラクターものですら、
なかなか同じ「あれ」を見かけません。
台湾の人々にとって「あれ」とは何なのか?
それを考えていく意味でも、
折に触れ、私が見かけた「あれ」をご紹介したいと思います。
もしも似たものを見た方がいらっしゃいましたら、
どうぞお知らせください。
前置きはこの辺にしまして、今日の「あれ」をご覧ください。
(クリックで拡大します)
空駆ける馬車をイメージした「あれ」と思われます。
ええ、はい。
確かに、馬の後半部分と馬車の前部分が欠落しています。
ですが、それは大したことではありません。
むしろ長所と呼ぶべきでしょう。
馬車と馬の比率だけはそのままに、
あえて入らない部分の座標部分を切り取って前後を接合する、
という斬新な設計は、余人の追随を許さないものです。
子供に想像の余地を与える(主に馬の下半身の処遇に関して)
意味でも、想像性教育の一助ともなり得ましょう。
いやあ、「あれ」乗りたい。
…今後「あれ」の記事でシメのコメントに困ったら、
この決まり文句でやっつけていくことにしますので、よろしくお察しください。
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