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2008年7月24日 (木)

台湾で「マグロ」を見た

タイトルを見て、渡哲也主演ドラマ『マグロ』を思い出した方、残念ながら違います。
台湾でもDVDが売ってたので、買われてはいかがでしょうか。
…台湾の誰に向けて売ってるんだろう、あのDVD。

マグロ漁船と、マグロ漁師達の生き様を追ったドキュメンタリー。

Img_44201s_2


(クリックすると拡大します)

が、新竹の食堂入ったらやってました。
麺類をすすりつつ、こういう映像を見ると、
もはやここが北九州の港町だ、と言われても、
そんな気がしてくるから不思議です。言われてませんが。

実はこの番組、日本の人たちの中ではひそかに話題の一本です。
なぜなら、しょっちゅうやってるから。

台湾では近年、政府も推進する関係で、
デジタル放送が普及しつつあります。(私も部屋で見てます)。
ですが、いまだ主流はケーブルテレビです。
画質も悪くないですし、何より百数十チャンネルがほぼ契約料だけで見られますから、
たかだか十数チャンネルしかないデジタル放送では敵わず、
今のところ車の移動中など、限られた場面にしか普及していない、
というのが正直なところのようです。

そんな状況のためか、ケーブルテレビでは各チャンネルが、
様々な特徴を出した番組構成をしています。
キー局に当たるような大きなテレビ局では、
バラエティ用、ニュース用、映画用などといったように、
番組の種類によって同じ局でいくつもチャンネルを持っています。
もちろん、特定の種類に絞って放送するチャンネルもあります。
アニメしかなかったり、子供番組しかなかったり、
映画しかなかったり、旅番組しかなかったり、
格闘技中継しかなかったり、仏教法話しかなかったり。
冒頭のマグロ番組は、日本番組専門チャンネルの一番組のようです。

しかし、こんなことを聞きますと、
「そんなにチャンネルあって、番組はどうすんの?」とお思いの、
テレビに詳しい方もいらっしゃるでしょう。
そう、地上デジタル放送に伴う多チャンネル化の中で、
日本でもコンテンツ不足が問題になりつつありますが、
台湾はその問題を、日本では思いつかないような方法で、
いち早く解決しているようなのです。

その秘訣とは、再放送の普遍化。
たとえば一つの2時間枠ドラマが、
夜・午後8時~10時
深夜・午前0時~2時
昼・午後1時~3時
と、三回放送されたりします。

2時間ドラマですと枠が長いこともあり、せいぜい2~3回が限界ですが、
ニュースチャンネルあたりになりますと、
「朝のニュース」を昼まで、平気で5~6回くらいは繰り返し再放送します。
もちろん内容は全く同じ。
時間帯が違うんだから見る人も違うだろ、と割り切ったものでしょうか。

見る側も特に文句がないところをみると、それでいいものなのでしょう。
同じ番組をやたらにやっているのはつまらないようですが、
逆に言えば、一回見ればもう見なくていい、ということ。
たとえ見逃しても、どうせまたやるだろ、と思えるので、
あの番組のあのシーンを見逃したくないから、
一日中テレビにずっと貼り付いている、などという必要が少ないわけです。
生活が必要以上にテレビに規定されずに済みます。
見る側としては意外に良い制度かも知れません。

国内作成番組がこんな具合ですから、外国で制作された番組につきましても、
放映権を一度買ったなら、とにかくガンガン放送します。
同じ枠で、同じものを、毎週放送していることすらあるようです。

そんなわけで、くだんのマグロ番組も、
テレビ界を回遊し「伝説」となったわけです。
よろしければ日本のテレビウオッチャーの皆様も「伝説の番組」を求め、
台湾へおいでになってはいかがでしょう。

…あ、テレビウオッチャーって、
そういう番組ハンター的なものではないんですか。
勉強になりました。

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