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2008年7月30日 (水)

秘密の花園

私の家の近所に、甘味の店ができました。
いわゆる「台湾スイーツ」などと呼ばれているものです。
台湾に来られたことのある日本の方でしたら、
何かしら、一度や二度お食べになったことがおありでしょう。
どんなメニューがあるか、などはガイドブックにお任せしましょう。

店内はクーラーも効いていますし(寒くはありません)、
内装もかなり気を遣っており、日本から来たばかりの方でも、
わりあい快適に過ごせるのではないでしょうか。
私自身は、それほど甘味好きと言うほどでもないので、
たまに新商品などを買ってみる程度ですが、
開店以来、なかなかのにぎわいを見せています。

この店、創業者とおぼしき老夫婦の写真や絵が、
看板、ポスターなどのキャラクターとして使われています。
日本に限らず、店主や社長が出てくるCMは、
やたらに押しが強く、どうも嫌味なものになりがちですが、
この店については、むしろ良い印象を与えているように思います。
ご夫婦の人柄が出ているような柔和な笑顔のおかげか、
あるいは甘味という丸みのあるイメージに合っているからでしょうか。
純朴なイメージを保ちつつ、若者にも受けそうな清潔感のある、
バランスのいいデザインとなっているように思います。

で、ここの店のキャッチフレーズは、

「両個老大的私房甜品」。

「老夫婦の秘密の甘味」くらいの意味でしょうか。
自分の友達や家族のためだけに丁寧に作ったものを、
特別にお分けします、といったところでしょうか。
これはうまそうです。
ついでに私などは、こんなイメージまで重なります。

都会の忙しさにかまけて、数年も無沙汰の後。
少し申し訳ないような気持ちもしつつ、田舎に帰る。
すると、何事もなかったかのように、
前と変わらず迎えてくれる、故郷の人々。
久しぶりだね、これでも食べな、
と出されるおばあちゃんの甘味。
口に広がる優しい甘みに、なぜか涙がこぼれた。

いやまあ、これは多分に日本のイメージな気がするので、
台湾の方がこのキャッチフレーズから受けるニュアンスとは、
かなりずれているのだとは思いますが。
何にせよ、なかなかにうまそうな印象を与えてくれることは変わりません。
うん、そりゃ売れるわ。

と思っておりましたところ、
先日、似たようなニュアンスのものを見かけました。
「自分のためだからこそ念入りに作ったものを、特別にお分けします。」
といったプレミア感が、購買意欲を誘う。なかなかの商法です。
ご覧下さい。

Img_57701s


(クリックすると拡大します)

一位建築士の私建築
(ある建築士の私建築)

うん、絶対ダメな感じ。

日本と台湾。
言葉の壁は、えてして予想外のところにあるものですね。

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コメント

一位建築士の私建築
1級建築士のオリジナル設計
と訳してみたら意味違うのですね・・・
Befor afterに出てくるような,そこ収納に使うの?みたいな斬新な設計をする人を想像してしまいました!

それにしても,原チャリ人口多いですね!!
驚きです.

そうそう今日,台湾に行ってた先生が帰国しました.
日本も台湾に負けずと暑いとこぼしていました.

投稿: あ | 2008年8月 7日 (木) 22時03分

秘密の建築、といったニュアンスのようですね。
中国語が危ういのでちゃんと訳しませんでしたが。
大っぴらに立てろよ、とは思います。
バイクは当たり前すぎて紹介していませんが、
日本の人が台湾に来て、一番驚くものの一つでしょうね。
こんなのに混じって旅行行ってくる予定です。大丈夫か。

投稿: 書く文和 | 2008年8月 8日 (金) 15時56分

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