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2008年7月11日 (金)

けんかはやめて

台湾は先週あたりから、本格的に夏休みに入りました。
新聞でも雑誌でもテレビでも人々の話題でも、
夏の行楽地特集とか、子供向けの自由研究用課題とか、
課外活動(塾ではなく、体験教室みたいなもの)とか、
なかなか楽しそうなことを紹介してくれます。

まあ、だいたい家族かカップル向けですし、私は小学生でもありませんから、
ほとんど指を加えて見ているだけです。

今はとある大学の寮にいるわけですが、当然こちらも夏休みの真っ最中です。
この時期の寮は、外国の留学生率がグッと上がります。
台湾の学生たちが、たいてい帰郷しているからです。

もちろん彼らが帰るのは、
台湾の規模なら、休みごとに寮を引き払っても元が取れるとか、
友達も帰っている中、一人で寮費を払うのはバカバカしい、
といったような経済的理由もあるでしょう。

また、外国人学生はたいてい二人部屋、運が良いと一人部屋なんてこともありますが、
台湾の学生の場合、たいていは四人部屋です。
夏休みくらいは一人でのんびりしたい、ということもあるでしょう。

とは言え、これはおまけの理由。
要するにみんな、実家に居るのが好きなようです。
台湾では「実家に居ること=独立できていない」といった、
最近の日本で見られるようなネガティブなイメージはほとんどありません。
むしろ、親と長い時間と過ごすのは親孝行の一環、
といった良いニュアンスの方が大きいのではないかと思われます。
のんびりできて外のウケもいい、というのなら、
まあそれはみんな帰ることでしょう。

そんなわけで、6月の後半くらいの学期末になりますと、
コントの博士っぽい人たちと、
寮を引き払う準備と、
を、
たくさん見かけることになるわけです。

帰るのはみな同じですので、
女子寮・男子寮の付近で、等しくこうした光景を見かけます。

言い忘れましたが、台湾の学生寮は基本的に男女別です。
女性寮は場所にもよりますが、
門限があったり、男子禁制だったりと、
色々制限があって楽しい感じになっています。

ただ、どちらも帰るとは言え、少しずつ違いはあります。

男子寮の前ですと、友人が持っているのかレンタカーか、
ものすごくボロい軽トラックや原付で、
半ば強引に引っ越しを敢行している様子も見かけます。

一方、女子寮の前では、近郊の女子学生の両親でしょうか、
大きめの自家用車やタクシーなどで、
寮の荷物を家族らしき人物が回収に来る風景をよく見かけます。
大事にされてるなー、と思いつつ、
あらためて女子寮の正門を眺めたところ、
脇にこんな看板がありました。

Img_45551s




(クリックすると拡大します)

男賓止歩 喧嘩禁止

前は男子進入禁止。後ろは喧嘩禁止の意味です。

あれ。

男子寮には「女子は夜遅くに入らないように」としか書いてなかったのですが。

えーと。
これはつまり、あれですか。
女子寮前での痴話喧嘩禁止ってことですか。

…世界に多くある、この種の紛争の早期解決を、
強く主張して止まないものであります。
そして、できれば人の見てないところでやって欲しいもんであります。

なお、痴話喧嘩のことだと気づく前に、
男二人が「彼女は俺のもんだ!」と胸ぐらをつかんで争い、
前で女性が「私のことで争うのはやめて!」と叫ぶ、
みたいなイメージを想像していたのは私だけでしょうか。

あ、少しはいらっしゃるようで。

では、
さらに余計な想像が膨らみ、かつての女子寮の前で行われたという、
コールマン髭を生やした二人の紳士がフェンシングで決闘する光景。
あるいは、アゴが二つに割れたカウボーイ二人が「十歩だぞ」と決めて背中合わせに歩いていく光景。
これらをイメージしていたのは、私だけでしょうか。

…だけですか。そうですか。今後の参考にさせていただきます。

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