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2008年8月22日 (金)

予習観光、復習観光(高雄、2008年8月21日)

2008年08月21日(木)。
今日はうきうきしている。
昨日、みどころでも教えてもらおうと、
高雄出身の友人に連絡を取ってみたところ、たまたま帰省中。
なら案内するよ、ということになったのだ。
孤独な一人旅の中で、友人と話しつつ観光ができる。
しかも女性である。これはもう幸せでなくて何であろう。
そして、そんなに人と話したかったらとっとと家に帰れよ、
などと無情なことは言ってはいけないのである。

ホテルでネットが使えるとのことだったので、更新をする。
「8F、9Fで使えます」とあったのだが、8Fにも9Fにも共有スペースがない。
仕方ないので、9F端の非常口あたりで更新した。
不審者扱いされないかびくびくする。

高雄では、ここに限らず色々なホテルで
「ネット使用可能!」「無線LAN完備!」などとうたっているのを見かける。
また、市内の交通として自転車の使用が推奨されており、
通勤や観光用に、自転車専用道や駐輪場の整備も進められている。
都市整備の模範として、色々政府の主導で実験的なことをしているのかも知れない。
無線LANはともかく、自転車で移動できるような規模の都市ではないと思うのだが…。

あらためて友人に連絡を取ったところ、昼過ぎに合流できるとのこと。
さて困った。
朝から合流するつもりでいたので、こちらには何の計画もない。
海なし県民の「とりあえず海を見せれば喜ぶ」という習性を利用し、
海を見せて自分をごまかすことにした。
とにかく高雄市は規模がでかい。
海まで出るのも、地図を見つつで一苦労だ。

出る途中、次の県のために地図を買おうと、
たまたま見つけた書店に入る。
すると何ということでしょう、三菱のパワータンクがある。
上向きだったり、水に濡れた紙にも書くことができ、
過酷な状況下でも書ける、というのがウリのボールペンだ。
個人的に愛用していたのだが、日本でも見かけなくなってきている。
みんな、あまり過酷な状況で物は書かないらしい。
台湾に来てからに至っては、一度も見かけなかった代物だ。
しばらく前に輸入してそのままだったものか、埃を被っている。
感動のあまり、新しく一本と替え芯を数本購入。
これぞ旅の幸せだ。違うとは言わせない。

とは言え、午後友人に会った時に「どこ行ったの?」と聞かれ
「いや、ずっと本屋に…」とは答えづらい。
アリバイ作りをする犯人のような気持ちで海へ向かう。
行くまでの気持ちはどうあれ、どうにかこうにか海に出てしまえば、
台風の影響か風がやや強いが、よく晴れて気持ちいい。

海の傍だという中山大学付近を抜ける。
予想以上に海に近い。大学というよりは別荘地である。
また、少し下の方には定期船が出ており、
みんな徒歩やらバイクやらで乗り込んで、どこかへ向かっていく。
なんだろう、行ってみたいな、とは思いつつ、
午後の約束もあるので、さすがに良くわからない場所へは行きづらい。
あきらめて、合流しやすいようにと都市部へ引き返す。

しばらくして、友人と無事に合流。
どこへ行くか、となって「じゃあ海にしようか」と言うことに。
彼女もバイクで来ていたので、後をついていく。
と、何か見覚えのある場所を通っていく。
うん、さっき行った場所だ。
午前中に一人で下見をしていたようなもんである。

同じ場所のはずなのだが、友人と話しながらだと数倍楽しい。
楽しさから来る「一人旅は失敗じゃないか」という思いを必死で騙す。
いや、あれはあれで楽しいのだ。
くだらない物とかくだらない場所とか行けて楽しいのだ。
…楽しいんだって。

そんな逡巡は心に封じつつ、
さっきは乗れなかった船にも乗ることができた。
バイクのまま船に乗り込み、そのまま対岸へ。
4~5分で到着。高雄港を覆うような形の島へ行く船だった。
この島が、観光用の整備もされて何ということもないのだが、
中心部とは少しズレがあって不思議に面白い。

海沿いは海水浴場にもなっていて、晴れた日は泳げるようだが、
今日は台風の影響で泳ぐどころではない。
雨風が強いので、我々も雨合羽を着込んで見ている。
その割に、海沿いには観光客が多い。
友人曰く、「台湾の人は台風の時に海を見るのが好きなの」とのこと。
確かに普段の彼らの、過剰なエネルギー放出を見ていれば、
台風で荒れた海が好きだろうことは容易に想像できる。
あまり近づいて、波にさらわれないで欲しいものだ。

その後も雨合羽のまま、二人して照る照る坊主のような格好で観光。
台風中継のようで、ムード満点である。
…何のムードかは良くわからない。

海沿いに道が走っているのだが、
全体が公園になっていて、道を走っていても海はほとんど見えない。
景色が見えるように道を作ればさぞ楽しいだろうに、と思うのだが、
風雨が強すぎるものか、今の日本で海岸沿いに道を作ることが変なのか。
そんなことを思いつつ、海岸沿いの緑を見る。

さらに、昔の砲台跡や灯台など見て回り、
船で市内に戻った後、あらためて中山大学も見る。
海沿いはよく見ると、なかなか見栄え良くなっていて、
恋人達がロマンチックに語らったりもするらしい。
今日そんなことをしたら波に呑まれるので、
居るのは波でキャーキャー騒いでいる大学生くらいである。
そして、それを見ている我々はずぶ濡れで、
真っ黄色の雨合羽を着て突っ立っている。
どうしてこう、「女性に地元を案内してもらう」という、
見る人が見れば非常に良い感じの展開にもかかわらず、
ロマンチックの欠片もない状況に至るのであろうか。
まあ、これはこれで楽しいので、一向に構わないわけだが。

雨も上がり、彼女は家に帰らなくてはならない。
と言うことで、別れ際にお勧めのワンタンの店に行く。
聞けば、子供の頃から通っている店だという。
路地の角を入ったところにある割に、人がひっきりなしにくる。
確かにえらく美味いが、スープに味がない。
と思っていると、彼女は辛みやら酢やらをどんどん足している。
スープに味を足すのは、別に失礼でも何でもないらしい。
いや、失礼ではないと頭ではわかっていたのだが、
日本でのラーメン店などに行った時の習慣で、
スープに味を足すというのはどうも…という心の枷があったのだ。
とは言え日本でも、餃子の店でのタレの配分は個人の自由だ。
もしかすると、スープに味を足すのはそれと似たような感覚なのだろうか。
おかげで、躊躇無く醤油や酢を足して、より美味しく食べられた。
今後はこうしよう。

ワンタンを食べつつ、明日以降の見所も教えてくれる。ありがたいことだ。
地図を見つつ「私の住んでいるのはこの辺」と指した場所が、
思った以上に高雄市街から遠かったことにびっくり。
バイクで30分はかかりそうだ。何かすいません。

友人が帰った後、宿に荷物を置いて夜市を少しぶらぶらし、
宿に戻ろうとしたところでいきなり雨。粒がえらくでかい。
もはや雨は上がったと油断していたので雨具もなく、
2分ほどで綺麗に全身が水に浸った。

…なんだこれは。
「女性に案内して貰って、調子に乗ってんじゃねーぞ」
という、何かからの思し召しなのだろうか。
そこまで羨ましがられるほどのことはしていないはずなのだが。
まあ、良いオチが着いて良かった、と部屋に帰って寝る。
何で一人旅でオチが付かなければいけないのかは、わからないままだ。

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