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2008年11月30日 (日)

「定番感」はどこから来るの

昨日出揃いました、二つの定番。

「ベーコン半熟卵サラダ」と「黒胡椒豚肉細切れ」。

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(クリックすると拡大します)

この二つ、素材で言うと「卵」と「豚肉」なわけです。
そう考えてみますと、
何かあったら煮卵やら炒り卵やらが入っていて、
「肉」とだけ言うと基本的に豚肉になる、
台湾の食堂の状況が思い出されます。
なるほど、確かに定番です。

まあ定番扱いされているのは、
実はセブンイレブンだけなわけですが。
それでも、売れ筋商品であることは間違いないようで、
二つだけは、パッケージも違っていたりします。

明日からご紹介予定のおにぎりは、
素材の写真があしらってあるのですが、
これら二つは可愛げなイラストを使用しています。
少し前までは同じように素材の写真を使っていた気がするので、
やはりこの二つ、定番化を積極的に図っているのだ、と考えるべきでしょう。
いや、いちいち販売戦略を掘り返す気はないのですが。

まあそうでなくとも、「卵」や「豚肉」というのは、
パッケージとしてあまりに漠然としているので、
イラストにした方が印象はいいかも知れません。

それにしても、「定番」にしてからこれだけ違う、
というのは、日本と台湾を見比べた時に、
なかなか新鮮なことのように思います。

これらの味のおにぎりを日本で売ったとします。
名前さえそれらしいものに替えたとすれば、
あり得ないというほどのことはないと思うのです。
むしろ、日本で売ってもわりと売れると思います。
ですが、これが「定番」になる、ということは考えにくい。

日本でイメージされるコンビニおにぎりの定番と言えば、
値段の安さに、私の偏見を加えて判断しますと、
梅、おかか、シーチキンあたりでしょうか。

この中でシーチキンと「ベーコン半熟卵サラダ」は、
思い込みでマヨネーズ味だと思っていた、
ということもありますが、何となく似たような位置づけのように思います。
あの油を使ってまろやかにしたドレッシング味は、
どんなに尖ったコンビニおかずと一緒に食べても、
上手いこと調和を保ってくれるように思います。

これに対して、梅やおかかと「黒胡椒豚肉細切れ」は、
似ているのか似ていないのか、今ひとつわかりません。
強いて似ていると思える点を挙げるなら、
両者ともに味がはっきりしているので、
一品として成立しているところでしょうか。

ただ、梅・おかかの場合、他の食べ物と合わせても、
これはこれで問題なく組み合わさってくれます。
これに対して「黒胡椒豚肉細切れ」の場合、
味がはっきりし過ぎていて、色々なおかずに合わせる、
ということが出来にくいように思います。

もしかしますと、台湾でのコンビニおにぎり、
という食べ物の食べられ方自体が、
何かに合わせて食べる、というものではなく、
ちょっと小腹が空いた時の物、といった扱いで、
一品として成立することが重視されているのか、とも思います。

そう考えると、日本の我々は、おにぎりを何かと組み合わせた時、
無意識におにぎりを「主食」として見ているように思います。
それだけ、日本の人々の「米=主食」という意識が強いのでしょう
何を食べても、「米」と組み合わされた時には「おかず」にされてしまう、
米という食品の持つ「主食力」の強さというのは、
わりあい世界でも「特殊」な部類に入る位置づけなのかも知れません。
もちろん、「特殊」でも一向に構わないわけですが。
なかなか面白いことです。

と言いつつ、もう一つ別の可能性も考えられます。
昨日も言ったように、この「黒胡椒豚肉細切れ」
という味付け自体、色々な定食で見かける物です。
とすると、梅干しやおかかがほとんどの弁当に入っていて、
それほどの違和感は感じず何にでも合うのと同様、
黒胡椒豚肉細切れがどんな副食と合わさっても、
それほど違和感なく受け入れられるのかも知れません。

これはこれで、台湾と日本の「何にでも合うおかず」が全然違う、
という事になるわけで、また面白い話だな、と思います。

と言うことで、無責任に二つの可能性を挙げましたが、
どれが正しいか、もしくはどれも間違っているか、
それは私にはわかりません。
わからないから可能性が幾つも出てくるわけで。

まあ結論は出ずとも、毎日コンビニおにぎりは食べられます。
あまり「これだ!」と一つの話に絞らずに、
よろよろと考えを色々な所に巡らせて行きましょう。
他にも可能性や別意見がありましたら、
よろしければコメントにお書きください。

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