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2008年6月8日 - 2008年6月14日

2008年6月14日 (土)

幸せなら肩ももう

週末ですので、普段と違う方々もご覧になるかも知れません。
と言うことで、ちょっと気になったことがあったので質問させていただきます。
気が向いたらコメントなどでお答えいただければ幸いです。

先週の写真を整理していたところ、
端午節の竜船競争の写真が出てきました。
例によって、競争そのものよりも、
周りで見ている人とか売店を多く撮ってるわけですが、

その中に、次の試合に向けて待機している選手団の写真も、
何枚か混じっていました。

Img_3943s

(クリックすると拡大します)

手前のおじさんと子供の視線の先に何があるのか、
非常に気になるところではありますが、今回の話題は後ろの方です。

選手団が、おそらく船に乗るときの並びで、
それぞれ前の選手の肩をもんでいるのです。
なぜか一番前のかけ声のかけ手が号令をかけて、
一斉に同じリズムで肩をもんでいます。
ホイッスルまで吹いていました。

この様子を見て、私は半笑いだったわけですが。
帰ってあらためて見てみますと、
この「一斉ストレッチ」とでも言うべきやり方は、
複数のチームで行われていました。

こうなってきますと、これが竜船の時の特殊なものなのか、
あるいは、隊列を組んでボート競争などやるときには、
割とメジャーなストレッチのやり方なのか。
このあたりがわからなくなってきます。

スポーツに全くもって疎い私にはその辺のことがよくわからないので、
どなたか詳しい方、何かご存じでしたらどうぞお教えください。

いずれにしましても、「大人がまじめに並んで肩をもみあう」
という構図はなんだか非常に面白い。
固い団結力に、大さじ一杯の間抜けさを加えたところに漂う平和な雰囲気。
ぜひ今後も継承していただきたいと思っています。

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2008年6月13日 (金)

そうは問屋がおろす

ある日、台湾の友人に
「文房具店に行くんだけど、一緒に行かないか?」
と聞かれました。
文房具店ごときに、「一緒に行かないか」もないだろ。
トイレまで手を繋いで一緒に行く小学生じゃあるいまいし。
…まあでも行きましたけれども。
どんなのか見たかったので。

で、行ってみたらこんなのでした。

Img_3846s


(クリックすると拡大します)

なんでしょう、このでかさは。
一部2階立ての倉庫に在庫がぎっしり。
あまり殺風景なのも何だな、ということなのか、
突然たなびいている万国旗もオツです。

この規模、ディスプレイする気のない在庫などから見ても、
日本で言えば、完全に問屋の部類に入る店なのですが、
普通に個人販売をしていて、ボールペン一本単位で買えます。

こんな売り方したら、小売店は食われちゃうんじゃないのか、
と日本の一小市民(=私)は思いますが。
町のそれほど大きくない文房具店も栄えているので、
買えるなら一円でも安い方にみんなが流れていく、
という傾向は、台湾ではそれほど強くないようです。

まあ、教えてくれた友人がけっこう不思議な人なので、
個人で問屋に文房具を買いに来ること自体が台湾標準だ、
とはさすがに思わない方がいいでしょう。
彼は何でこの店を知ったんだろう。

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2008年6月12日 (木)

地球の重力に縛られない食べ物

食品サンプルというものは、日本で特に発達した技術のようで、
ラーメン屋で、ファミリーレストランで、
大衆居酒屋でと、主としてリーズナブルな食事について、
提供されるもののイメージを具現化してくれます。
そして、時に実物との違いにより、色々な感情を引き起こしてくれるものです。

ですが台湾では、食品サンプルをほとんど見かけません。
これはどうも、店の配置が関係しているようです。

日本の食堂では店の奥が厨房で手前が座席、というのが多いのに対して、
台湾では店の手前、半分野外に突き出した部分に調理場があり、
店の中が冷房などが利いた座席、ということが多いのです。
自分の食べるもの自体が目の前で調理されていますので、
特にサンプルを見せる必要も少ないのでしょう。

ですがこの前、意外な場所でサンプルを見かけました。
博物館です。
写真を撮る以外の方法で料理を来館者に示すのに、
食品サンプルはいい手です。
台湾でよく食べているものが食品サンプルとして並んでいるのは、
ほとんど見かけないだけに、なかなか面白いものでした。
気前のいいことに、写真撮影可だったのでご覧ください。

Img_2951s



(クリックすると拡大します)

うーん。
横の物を縦にもしない、とは言いますが、
横の食品サンプルを縦にするだけで、
何でこんなにまずそうに感じるのでしょう。

「食品」と「見本」の境目にあったイメージが、
縦に置かれることで「食品」であることを完全に否定され、
脳内で「見本」の方にはっきりと分類されて、
何かまずそう、という判断になるのでしょうか。

少なくとも、これではっきりわかったのは、
日本の食堂で食品サンプルを縦に置かない理由です。

サンプルは自由でした。
彼らを縛り付けていたのは、彼らを操る、
地球の重力に縛られた人間の魂だったのです。
…まあ、そんな大げさな話ではないですが。

それにしても、博物館の展示品のはずなのに、
「うまそう」「まずそう」と、
食堂の前で何食べるか迷う人のような感想を持ってしまう。
どうも私の魂は、地球の重力以外にも、
色々なものに縛られているようです。

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2008年6月11日 (水)

うまい、まずい、わからない(1)

まずいものが好きです。
いや、別に私の奇癖を紹介したいわけではないですが。

まずい、と大ざっぱに言ってしまうわけですが、
実際のところ、私が好きなのは「よくわからない味」のようです。

日本において「まずいもの」と言えば、基本的に美味しくないわけです。
ものすごく当たり前のことを言ってますが。
少し言い方を難しげにすれば、どこか間違っていたり配分がおかしいけれども、
それでも「日本という地域における味付けの範疇」にあるわけです。

たとえば「この蕎麦つゆ、甘すぎてまずいなー」というのは、
今、自分が蕎麦をつけているものが「蕎麦つゆ」だ、
とは何とか認識できる範囲内にあるからで、
これがたとえば、サラダ油に蕎麦をつけて食べる場合なら、
「この蕎麦つゆ、油っぽくてまずいなー」とは別に思わないわけです。

台湾で日本の人が「まずいなー」と思うものは、
大部分がこの類のように思います。
いや、別にサラダ油が好きだ、という意味ではありません。

要するに、私の見聞が小さいとはいえ、
日本という地域で体験してきた「味付け」には、
存在しなかったような取り合わせが出てくるのです。

実際のところ、台湾ではなかなか人気のある食べ物でも、
日本ではちょっと受けないよな、と思うものがけっこうあります。
その多くは、前に紹介した血の料理のように、
食材のイメージが日本の人にとってあまり良くないために、
先入観で食べる気にならない、というものです。

しかし、味付けが「まずい」と言われるものの中には、
どうやら単に、日本の人の味付けと異なるだけ、というものも多くあるようです。

我々がとらえる「味付け」の範囲が狭いからか、
彼らがとらえる「味付け」の範囲が広いからか。
これは判断のしようもないことですが、
少なくとも我々の「味付け」の範囲からややずれる、
ということはしばしば見られます。

とは言え、台湾においては人気ある食べ物なわけですから、
食べ慣れてくれば当然美味しく感じるようになります。
ですから、「うまい」や「まずい」という絶対評価ではなく、
やはり「わからない」と表現するのがいいようです。

と言うことで、
食べ慣れて「おいしいなー」で済んでしまうようになる前に、
少しずつ「わからない味」を紹介していこうと思うわけです。
これは、台湾に詳しくないからこそ、
しかも、出てきたものは何でも食べてみるからこそ、
可能な紹介であろう、と自負しております。
…何の自慢にもなっていないわけですが。

最初は手近なところから、ということで、
近くのコンビニで売っていたジュースをご紹介します。

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(クリックすると拡大します)

梅トマトジュース。たまたま梅が続きましたが。
パッケージ中央には
望梅止渇」 (三国志のエピソードから来た四字熟語: 中国語国際放送局の記事より)
とあるのがグッときます。

これに限らず、主に梅の入った飲み物では、
こうした喉の渇きを止める効果を期待するフシがあります。
たぶん、前に紹介したカリカリ君もそうなのでしょう。

で、飲んでみますと、これが実に普通。
梅要素がほとんど感じられない上に、
トマト要素もあんまり感じません。
甘くて、後味が心持ちしょっぱい。
なんと言いますか、アスパラジュースとは違って、
はっきりと「まずいな」と思わないわけですが、
かと言って「こりゃ美味い」とも思わない。
「わからない」と言うのが非常にぴったりくる味です。
皆さんもこの夏、一度お試しになってはいかがでしょうか。

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2008年6月10日 (火)

梅のない梅園

私の住んでいる家の近くに、梅園があります。
平地に開いているのではなく、山並みまで含んだ、
ずいぶんと広大な敷地の梅園です。
休日は散歩コースとして、家族連れがハイキングに来るほどです。

ですが、一つだけ不思議なことがあります。
梅園なのに、梅がほとんど見あたらないのです。

私とて、植物にそれほど詳しいわけでもないですから、
花の季節を外れているために、見てもわからないのでしょうか。
それとも、植物があまりに繁茂する台湾のこと、
梅が他の植物に押し切られてしまったものでしょうか。
見たところ、手入れもされているようなのに、
まったく不思議なことがあるものです。

え?
梅がないなら、なんで梅園だとわかる、ですって?

それはわかりますよ。
ちゃんと看板に「梅園」と書いてありますから。
いくら私が台湾の言葉に疎いと言っても、漢字文化圏の人間です。
看板の文字くらい読めます。
いくらなんでも失礼でしょう。さすがに怒りますよ。

ほら、ちゃんと書いてあるでしょう。

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(クリックすると拡大します)

梅 園(Dr.Mei Memorial Garden
【 日本語訳:梅園(梅博士記念庭園)】

おかしいなあ…。

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2008年6月 9日 (月)

君は「あれ」を見たか(2)

竜船競争を見に行った先では、ちまきを貰えなかった書く文和です。
参加者には配ってたんですが…残念。

と思って部屋へ戻ったところ、帰省していた友人が
「家で貰ったから」と大量にちまきを置いていきました。
なんだか「青い鳥」みたいな話です。
ただし、幸福の青い鳥とは違い、
一人暮らしに多すぎるちまきは、時に困難をもたらすことを知りました。
冷凍するか。

さて、今日は皆様に好評でも不評でもない、
まさかの「あれ」第二弾です(第一弾はこちら )。

昨日は歩き回ったおかげで、
ちまきには遭遇しませんでしたが、たくさんの「あれ」には遭遇しました。
せっかく撮り貯めておきましたので、
明日が見えなくなった時、心が疲れた時など、
時に応じてゆるゆると紹介していきます。

…あ、今日はただ紹介したいだけです。

今日の「あれ」は、ジャンボジェットらしき飛行機を模した物です。

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(クリックすると拡大します)

画面付きです。かっこいい。
実は、日本にもこうした「画面付きあれ」はあるのですが、
日本の「画面付きあれ」はタッチパネル、トレーディングカード連携などといった、
コンセプトからきっちり練り上げたであろうキディライド(こう言うらしい)です。
対してこの「あれ」は、「画面付けときゃ喜ぶだろ、ほれ付いた」というイメージ。
まさに「あれ」と呼ぶにふさわしい親しみやすさ。
いや、ちゃんと熟慮の上付けたのかも知れませんが。
そうだとすると、あえてきちんとした商品というイメージを捨て、
親しみらしさを打ち出す、まさに匠の技と言えましょう。

非常に残念なことに、駆動時の様子は見られませんでした。
このため、一つの疑問が現在も残っています。
果たしてこの「あれ」は動くのか、という点です。
実際のところ、全く動かず画面を見るだけのもの、という可能性もあります。

もし動くとすれば、動くだけでいいんじゃないのか。
動かないとすれば、外見は普通でいいんじゃないのか。
そんな閉塞感にとらわれた日本人をあざ笑うかのように、
ジャンボジェットは今日も飛んでいきます
(実際は一歩も動いてませんが)。

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2008年6月 8日 (日)

床上の散歩者

今日、二〇〇八年五月八日は、
旧暦、台湾でいう農暦の五月五日、端午節です。

行事としての重要性や進行の深さなどは、
一見さんの私には、まだあまり良くわからないわけですが、
とりあえず確かなことは、各地でちまきがやたらに売れて、
海やら川やら湖やらで、竜船競争と呼ばれる、
手こぎボートのレースが行われることです。

私としましては、端午節の人々の様子を見に行くついでに、
竜船のイベント会場を歩いていれば、
その辺で誰かがちまきをくれるんじゃないかと、
非常にわくわくしているわけです。
そんなわけで、今日は午前中に更新して、
午後いっぱい歩いてこようと思っていたところです。

しかし、そんな食い気のみにはやる私の前に、
貴様のブログとは何かを思い出せ、日本との比較にも思いを馳せよ、
と諫めに来る者がおりました。
彼です。

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(クリックすると拡大します)

ついさっきのことです。どこから入ってきたものか、
いつの間にか我が家のど真ん中を、堂々と徘徊するクワガタ氏がおりました。

日本で端午の節句、五月五日はこどもの日。
男の子の節句などと呼ばれており、
カブトをはじめとする武者人形などが飾られます。

そしてクワガタと言えば、まさに昨日の記事に出てくるような、
夏を走り回って過ごす少年たちにとって、
夏の男子のあこがれの頂点をカブトムシと二分する虫。
男子の魂の象徴と言っても過言ではありません。

なぜ日本では子供の日なんだ、
台湾との違いを俺を見て思い出せ、とばかりに、
部屋をのしのしと練り歩き、近づくと角を振りかざすクワガタ氏。
全くもって、目の覚める思いでした。

まあ実際のところ、目の覚める思いだった理由は、
クワガタが勝手に向こうから入ってくるほどの、
台湾(と言うより、私の居住環境)の自然に驚きあきれたからですが。
とりあえずはっとさせられたことは間違いありません。

彼の無言の抗議はありがたく心に刻み込んだ上で、
とりあえず、つまんで庭に置いてきました。

さて、ちまきもらいに行ってきます。

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