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2008年6月15日 - 2008年6月21日

2008年6月21日 (土)

二人の世界

【俺は内、他は外(3)】
今日は、気にしているのかしていないのか、
良くわからないものです。

台湾では、結婚に際して、写真集を出す人がけっこういます。
もちろん売るためではなく、主に自分たち用のようですが。
日本で、数年前から見かける「子供専門の記念写真館」と、
システム自体は似ているようです。
ただ、子供の写真館が親や祖父母が「この子のために」というような、
自分でない誰かへのものであることが多いのに対して、
結婚写真は「自分たちのために」という積極性がある分、
微妙に異なっているように思います。

なお、スタジオで撮るならわかるのですが、
結婚式そのままのような衣装で、
綺麗な芝生やら並木やらが広がる中に、
幸せ一杯の二人、といった写真があるので、
どこで撮ってんだよ、と思っていましたら、

Img_11581s

(クリックすると拡大します)

うちの大学構内でも撮ってました。
すごい度胸だなあ。

…まあ、自分も結婚する時はやると思いますが。
はたから見た唐突さが、けっこう面白かったので。
私が撮影しているのを見かけたら、写真を撮ってお送りください。

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2008年6月20日 (金)

ゴミ捨ててこそ…

【俺は内、他は外(2)】
昨日の内容ですが、
別に台湾を一方的に褒めている、と言うわけでもないのです。

何より、台湾には奇人ばかりということはもちろんなくて、
ちゃんとした大人もたくさん居ます。
ただ、奇人であっても、それはそれで楽しく生きられる、
という可能性があるのは、なかなか余裕のあることだな、という話です。

その根っこのところに、あまり外面を気にせず、
自分のやりたいことは通せる、という環境も、
多少は影響しているのかな、と思ったわけです。

前にも間違っていたことがあるように、
別に、このブログは正しいことを書いているわけではありません。
今回の話が絶対に正しい、などとは全く思ってませんので、
ちげーよ、もっと台湾だって世知辛いって、
などお思いの方はコメントをお願いします。

で、そんなわけでして、こうした外面を気にしないことも、
もちろん良いことばかりではないわけです。

Img_41871s


(クリックすると拡大します)

これは、台湾で売っている特大のゴミ袋です。
別に、ゴミ袋はこの種類だけではありませんが、
それなりに良く見かけるものです。

写真を見ても想像しづらいでしょうから、
おそらくこうだ、と思われる製造法を。

①筒状になった長いビニールを用意します。
②筒の、穴の開いた部分を四つ折りにします。
③片方を留めます。
できあがり。

これが、日本ではスーパーにあるような、
肉や魚を入れるためのビニール袋と同じように、
切取線を入れて繋がった状態で、
丸めて売られています。

…私って、こんなに説明下手だったかな。
私の言葉では非常にわかりにくいと思いますが。

つまりはこのゴミ袋、広げた時に正方形になっていません。
早い話が袋を膨らませた時に、
つなぎ目部分が袋の真ん中にデベソ状になるわけです。
どうせ入れるのはゴミですし、構わないのですが、
わずかに見た目が悪いようにも思います。
日本のゴミ袋メーカーだと、あるいは客から文句が出て、
四角になるように作り変えられるのでは、と思うわけです。

ここからは勝手な推測ですが、
この「特大」のゴミ袋、「中」「小」のサイズと、
あるいは生産する機械が同じなのでは?
と思うのです。
つまり、筒状のビニールのサイズだけが違っていて、
袋の下部分を綴じる機械が同じになっているので、
四角くならないのは製造上の仕様ではないか、と思うわけです。

生産ラインとコストを優先するか、見た目のすっきりさを優先するか。
台湾の商品は総じて質が良いと思うのですが、
日本の製品で気にされるような、こうしたちょっとした部分、
重箱の隅をつつくような部分に関して、ツメの甘さを感じることがあります。

これは、私のような日本の人間が、必要以上にこういう部分を気にするのか、
とも思っていましたが、商品自体がを作られる際に、
客を意識して作っているのでは、とも思ったわけです。
「ここを気にするだろうな」という場所を、先回りして変えてしまう。
そして、それを気にする消費者がけっこういる、
ということなのではないでしょうか。

こうした細かい点への注目というのは、
商品の質を上げるのには良いのかも知れません。
ただ私としては、変に客に合わせられるよりも、
生産者の都合で無理のあることになった、
というのがありありとわかるような商品も大好きです。
間が抜けてこそ、浮かぶ瀬もあれ。

 

(08/06/20 22:30 本文改訂・追記しました)

追記:あるいは、最初から立体になることを想定して、
とじ方も立体にしているのかも知れません。
だとすれば台湾のゴミ袋メーカーの方、
いわれ無き批判で申し訳ないです。

それに、上では四角い袋の方がいい、
というのを当たり前のこととして書いています。
これは日本の四角いゴミ袋を無意識で「良いこと」としていて、
私の視点が偏っている、という話ですね。いかんなあ。
反省もこめて、あえてそのまま残しておきます。

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2008年6月19日 (木)

見るための車、見られるための車【俺は内、他は外(1)】

はい、これから抽象的な話に終始しますよー。
具体例とかほとんど出しませんから、そのつもりで。
…それで台湾情報と言っていいんだろうか。

ある集団にいて、その中の習慣なり考え方なりに染まりすぎると、
外の様子が見えなくなる、なんてことを言います。

ただ、この言い方は外から見られる視線を前提にしていて、
最初から「中」が全て、という人なら、
そもそも外を気にするという思考自体が必要でなかったりします。

台湾で、特に「あいつは変わっている」
と言われるような人たちを見ていると、
自分のやり方を当たり前のように通し、
いつでも自分のやりたいようにやっている人が多いです。

もちろんこうした考え方は簡単に人とぶつかるので、
色々もめ事とかも起こしているのだとは思いますが、
今回ポイントにしたいのは、
「やっている本人はとりあえず楽しい」という点です。

日本にいると、どうにも外面を気にしないといけない場面が多くて、
自分のやり方や考えを通すことができにくく、
時に窒息してしまうようなところがあると思います。

また、日本で自分のやり方を通すような人は、
まるで求道者のような悲壮感めいたものを持って、
ひたすら自分の理想に邁進しないと、
ただのワガママ者だ、と悪い取られ方をするように思うのです。

そんな肩をいからせたような方法でしか、
自分の道を通すことができない、というのは、
どうもシリアス過ぎていけないと思います。
ゲラゲラ笑いながら真理に到達しようと、
それはその人の自由ではないでしょうか。
…そんな人が居るかどうかはともかくとして。

台湾の奇人達はのびのびとどうかしていて、
無理な背伸びもせず、人からどう見られようが、
自分の好きなように楽しんでいます。
辛さや厳しさに耐えて道を貫く、ではなく、
とにかく楽しいからやってるよ、というのが、
はっきり根底にあるように思います。
人とは違いつつも、楽しく生きる上で、
これは非常に重要なポイントでないでしょうか。

彼らに共通しているのは、
良く言えば自分の価値観に従って明確な指針を持って行動する、
悪く言えば皆は俺の言うこと聞いてりゃいいんだよ、という発想。
それが、非常に無邪気に悪気無く押し出され、
憎みきれないユーモラスさを伴うのです。
彼らの発言を、はーなるほどー、と感心して聞きつつ、
大部分は聞き流してあげることで、
お互いにとってなかなか楽しい時間を過ごせます。

自分を中心に置いて、自分の知識の届く範囲を半径に、
ぐるりとコンパスで円を描いたような物の見方。
そのまま日本に持ち込んだらたちまち嫌われるでしょうが、
周りを見るのはやめず、でも時にそうした見方を持つのも、
少しは気楽に生きられていいんじゃないか、と思うのです。

そんなこんなで、ある車の写真です。

まあ、日本でもたまに見かけるものです。
子供のいる家庭の自動車なのでしょうか、
窓にシールがペタペタ貼ってあります。

Img_35711s


(クリックすると拡大します)
内向きに。
あくまで、車内にいる自分たちを中心に置いて、
見やすいようにシールを貼るなら、当然こうなるわけです。
はっきりとしたことは言えませんが、
日本の車ならこのシール、外に向けて貼るか、
最初から表裏に絵が描いてあるものを選ぶと思います。

楽しい車で良いと思いますが、
何のシールか教えてくれるとなお嬉しいです。

とまあ、こんな感じで数日間、
日本ではなかなかないほどに外面を気にしない、
という様子を示す写真がいくつか溜まったので、
つらつら紹介することにします。

もしかしますと、こういう見方もふまえてから、
日本での某問題に関する各種の報道を、台湾での報道と比べると、
普段と違った見方ができて面白いんでないでしょうか。
…あっ。
また何か役に立ちかねないことを言ってしまったっ。

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2008年6月18日 (水)

祭りのあと

昨日は綺麗な写真を見て頂いたわけですが。

この前、大学の部屋にあるベランダへ出ますと、
落ち葉がたくさん散っていました。
やはり南方の台湾ですから、
葉の入れ替わりの時期も随分違うのでしょうか。

暖かい気候の中ですが、
落ち葉が積もるのを見るとつい感傷的な気分になるのは、
やはり日本に生まれ育ったからでしょうか。

Img_38471s



(クリックすると拡大します)



あ、アリの羽でした。失礼。

はいそこ、気持ち悪いとか言わない(二回目)。
落ち葉だと思うとけっこう綺麗でしょうが。
私も羽だと気づいたときには、一瞬ぞっとしましたけれども。

ちなみに、アリの本体は落ちていませんでしたので、
羽が抜けたあとどこかへ歩いていったようです。
達者で暮らせよ。でもこの建物には巣くわないで欲しい。

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2008年6月17日 (火)

雨上がりの夜空に

今日は、台湾の美しい光景をご紹介します。

Img_35651s

(クリックすると拡大します)

どうです、何やらふわーっと舞い上がる様が、

なかなか幻想的で趣のある光景でしょう。
午前中に雨など降って湿気が多く、
何やらどんよりとした夕方の気分を、
ふしぎに晴れやかなものにさえしてくれるようです。

…ただ、口に飛び込まれると厄介ですが。

街灯がつき始める頃になりますと、
光に向かって集まってきます。
羽アリの大移動です。

アリとは言っても、かなり羽が大きいので、
最初は何の虫かわからないほどです。
大学の近くだけでも三種類くらいはいるようで、
小さい白アリが窓にたかってくるとびっくりしますが…。

はいそこ、気持ち悪いとか言わない。
写真だけ見た瞬間はけっこう綺麗だったでしょうが。

見てみたい方は、この時期、雨上がりの夜空に現れます。
毎晩いるわけじゃないのでご注意を。

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2008年6月16日 (月)

うまい、まずい、わからない(2)

なんだか、色々起こってますね
日本では、こちらがかなりもめていることを知って、
ようやく本腰入れて報道されだした感じですが、
台湾では沈没当初からかなり勢いよくマスコミで取り上げられ…いかんっ。
役に立つところだった。

「最も役に立たない台湾情報サイト」を標榜する当方としては、
こんな時こそ、より一層奮い立って、
役に立たない情報を皆様へ積極的に配信していこうと思います。
ああ平和だなあ。

さて、今日ご紹介しますのは、「よくわからない味」第二弾。
日本から台湾へ観光へ来られる皆さんなら、
わりと見たことはあって、食べてみるかはわからない、
台湾たこ焼きとでも言うべき「章魚小丸子」のお話です。

埼玉生まれの埼玉育ちで、たこ焼きに関しては全く一家言もない私ですが、
これが、とりあえず日本のものとはやや違うようだ、ということはわかります。

Img_3921s

(クリックすると拡大します)

鉄板は同じもののようで、
タコが入っていて、マヨネーズとソースを塗り、
かつお節をかけるというのも、それほど珍しくはないでしょう。

一つの特徴は作り方で、
ほどほどに焼き上げたたこ焼き風のものを、
鉄板に油を注いで揚げます。
隠し技とかそういうレベルではなく、かなりしっかり揚げています。

そんなわけで、ソースをあまり塗らないこともあり、
基本的な食感は揚げ物です。
食べる側も揚げ物が大好きですので、
揚げ物感を強くした方が売れるのかも知れません。
実際に先日も、ある屋台で章魚小丸子を買ったところ、
おばちゃんに「どこの人?」と聞かれたので「日本人だ」と答えたところ、
「日本のたこ焼きは美味しくない。柔らかすぎる。
 こっちの方が美味いから、毎日食べに来い」
と猛烈プッシュされました。
まあ、こちらとしては「柔らかい」方が好きなわけですが。
私の油処理力の低さのため、せっかくのお誘いでしたが毎日は行ってません。

そんなわけで、カリカリ感をかなり重視する一方、
中のトロトロ感はあまり重視していないようですが、
味にうるさくない私には、細かいことはわかりません。
なんてグルメ情報だ。

とは言え、揚げたこ焼きというのもありますし、
油のもたれ感も、一舟程度なら問題ありません。
食感に関してはそれほど「わからない」と言うほどのこともないです。

基本的にしょっぱい物好きの私にとって、
一番「わからない」のがかかっているマヨネーズの甘さです。
台湾のマヨネーズは、基本的に甘いです。
正直に言って、これは日本のマヨネーズの方が好きです。
味の優劣と言うより、マヨネーズを甘い物として認識できない、
私の意識の狭さの問題でしょうが。

彼らにとってはこれがマヨネーズなので、章魚小丸子にもしっかりかかります。
章魚小丸子にはワサビ味・原味・辛味の三種類があって、
今まで前の二種類を試しただけなのですが、
辛味であの甘いマヨネーズがかかるとどうなるのか、想像が難しいところです。

さて、そんなこんなありまして「わからない味」として紹介してきましたが、
関西圏の皆様からは猛反対される可能性を感じつつも、
総じて言ってしまうと、これ、美味しいんではないかと思います。

確かに、油多め、マヨネーズ甘めと、
いくつか「わからない」ポイントはありますが、
たぶん、私はそのうちまた買います。

ちっとも美味しそうでない紹介なので、全く要望はないと思いますが、
この味を「うまい」と思うためのコツを一つ。
「たこ焼き」という概念から切り離して、
頭に完全に別の「章魚小丸子」として位置づけてやることです。
別物と割り切れば、味を冷静に評価できて、うまいような気がしてきます。

と言うより、たぶん「うまい」のでしょう。
我々の普段考える基準とは少しずれるのかも知れませんが。
考えてみれば当たり前のことで、本当にまずかったらすぐに無くなってます。
色々な場所で見かけますし、子供から大人まで、かなり売れてますので、
少なくとも台湾の人には好まれる味のはずです。

あなたもまっさらな心になって、台湾で一人、
章魚小丸子に向かい合ってみてはいかがでしょう。
何だか良くわからない気分になること請け合いです。

まあ、これに限らず、
相手が変なことを言っているようでも、
相手は何のためにこれを言っているか、
本当に自分に対して言っているのか、誰か別の人のために言っているのでは、
などと色々考えてみると、実際のところ何でこんなにもめているのか
ということが少しははっきりして、うまく対応できるも知れませんね。

ああ、なんか今回は少し役に立つことを言ってしまった気がします。
悔しいなあ…。

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2008年6月15日 (日)

言葉にできない

あの有名な小田和正の歌みたいに、
哀しみや切なさを言葉で表現できない、
ということなら詩的にもなるんですが。

この前、近くにある動物園に行ってきました。
市街の中心部に近いところに、かなり大きめの公園があって、
休日市場や何かしらのイベントなどが行われて、毎週末はなかなか賑わいます。

10元という激安の入場料の割には、
なかなか気合いが入っていて、
虎や熊、カバなどの大きいのもけっこういます。
晴れているとぐったりしていますが。
新竹に在住の人たち、特に小さい子供連れのような家庭では、
手近な公園で一日レジャー気分になれるので、なかなか良さそうです。
おお、ここまで普通のスポット紹介だ。

そんな家族連れをメインターゲットに想定しているのでしょう。
今年になって、正門を作り替え、より親しみの持てるものにした、とのこと。

どれ、見てみましょう。

Img_3356s_2



(クリックすると拡大します)

うーん。…うーん。………!…?…うーん。

なんでしょう。なんでしょうこの違和感。

丸太と熊。
取り合わせはことさらおかしいわけではないです。
それでも、ぬぐい去れない違和感を感じます。
理由は何なのでしょう?

丸太が綺麗に切ってあるから?
背筋がまっすぐだから?
あぐらをかいているから?
表情が半笑いだから?
総合すると、工務店の元気な親方風だから?

うーん。言葉にできない。
言葉にしてますが。

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