« ゲル状の主役 | トップページ | twitterは夜を走る »

2009年11月20日 (金)

アイデア過重CMへの期待

アイデア過重CMへの期待
セブンイレブンから、今度はジャワカレーが出ました。

写真を見ていただけるとわかりますが、「爪哇カレーhui(火+會)飯」とあります。やはりカレーもhui飯の一種なわけです。「爪哇zhaowa」はジャワ。そのままジャワですね。

しばらく前に紹介したバーモントカレーと同じく、日本で売っているレトルトよりも肉野菜多めな印象で、なかなかいいです。

ただ、今回気になったのは味よりもCM。
今なら、台湾セブンイレブンの広告紹介ページで映像が見られます。

内容はこんな感じ。
街がカレー色の服をきた人であふれ、みんながジャワカレーを食べている。
一人がルーを跳ねてしまい、服についてしまう。
でも、もともとカレー色の服なので気にせず、
「大丈夫!どんどん食べて下さ~い!」
と明るく日本語でナレーションが入って終了。

というもの。

何か、色々と釈然としないものを拭えないまま終わるCMです。
楽しそうだけど、それ、カレーのマイナス面強調してないか?

ただ、一転の曇りもないほどの明るい映像とナレーションが、「まあ、君たちがいいならそれでいいですけど…」と納得させられてしまうような、妙な迫力を秘めています。

台湾のCMには、この手の「映像のインパクトを重視し過ぎて、もはや商品にマイナスイメージでは」と思える物が散見される気がします。

記憶が曖昧ですが、例えばしばらく前に、こんなCMがありました。

チューインガムのCM。
スケボーをする二人がガムを噛んでいる。彼らが触れると、街中の物がどんどんガムになっていく(街路樹、噴水、広場の敷石等)。見ている女の子もうっとり。
テンションがあがって二人はハイタッチ。
街に見とれていた女の子が振り返ると、二人も人の形に積まれたチューインガムになっていた。

というもの。

あらためて書き出してみると、もうこれはホラーの領域な気がします。私が子供だったら、トラウマでガムが食べられなくなりそうです。

CMプランナーが、商品イメージやスポンサーの配慮よりも、自分の面白アイデアを完全に優先させてしまっているのが素敵です。

まあ、売り上げがこれであがるのかどうかわかりませんし、名作CMとして広告大賞取ったりすることもないでしょう。
ですが、勢い余った美大生のような無茶さと、それを製品クオリティの映像で出してしまう妙な楽しさ、そしてこの珍奇な内容のCMに、何やかやでゴーを出してしまうスポンサーを、私は愛でたいです。

にほんブログ村 海外生活ブログ 台湾情報へ
↑ちゃんとした台湾情報はこちら。私もうっかり混じってますので、
一日一回押してくれると喜びます。一日一善。

|

« ゲル状の主役 | トップページ | twitterは夜を走る »

行動」カテゴリの記事

」カテゴリの記事

コメント

セブンイレブンのカレーCM、拝見いたしました。(笑)

確かにおもしろいですね。

ぼくの日記にも紹介させてください。

投稿: 巨椋修(おぐらおさむ) | 2009年11月20日 (金) 15時46分

ジャワカレー使用っていうのが良いですね。
ハウス食品のほかのカレー使用っていうパターンもあるの?

残念ながら、こっちで特に変わった食べ物には遭遇していません。
でも、、、日本食を食べようと入った店の店員全員 中国人
という見事なアウェイ感は体験しましたけど。
で、そこでカレーを食べました。味はバーモントでした。

投稿: | 2009年11月20日 (金) 18時41分

>巨椋修(おぐらおさむ)さん

お、気にいっていただけましたか。
面白いものはみんなで共有しましょう。ご遠慮無く。

この手の暴走性を曖昧な勢いで巻き込めてしまえるのは、社会の活力としてわりと大事かも知れません。

>あ さん
ありますよ、バーモント。色違いの同パッケージです。
そちらが先に出てるところをみると、甘口の方が味の傾向に合うのかも知れません。スパイスにこだわりなさそうだしなあ。

三十年以上前にフランス滞在された方の話では、当時も日本食の店は華人系移民の方が多かったそうですよ。店名が変なのですぐわかる、とのこと。目立つものがあれば教えて下さい。

投稿: 書く文和 | 2009年11月21日 (土) 00時00分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: アイデア過重CMへの期待:

« ゲル状の主役 | トップページ | twitterは夜を走る »