店・場所

2009年11月15日 (日)

混沌のネットカフェ

混沌のネットカフェ
ちょっと台北市内のネットカフェに入ってみました。

台湾では、ネットカフェとマンガ喫茶は別の業種です。
いや、名前が違うんだから日本でだって別の業種ですが。

日本ですと、ネットカフェとマンガ喫茶が次第に融合していった結果、ここ数年ですっかりビジネスホテルを脅かすほどの半個室空間に変化してしまいました。どっちに入ってもパソコンもマンガもあることがほとんどで、名前で区別する必要もない状況です。

ですが台湾では、両者は今でもかなり別業種ですし、日本ともかなり違います。マンガ喫茶は今度行く機会があったら紹介しますが、今日入ったのはネットカフェでした。

入ってまず違うのが音。

もうめちゃくちゃうるさいです。

ずらりと敷居もなく並んだパソコンに座った人々が、ほぼ全員ネットゲームをプレイ中。それも音量全開してやってますので、電気街のゲーム店も真っ青な騒音です。

しかも、音量に負けじとみんなでかい声で喋る。

…喋る?

ちょっとネットゲームに詳しい方ですと、今皆がヘッドセットのマイクをして喋る様子をイメージしたのではないでしょうか。

横に複数のパソコンが並んでいるのに、それぞれは自分の画面と、画面の先に繋がった者にしか話しかけない。リアルな繋がりはどうした!と怒る方もいらっしゃるかもしれません。

どうぞご安心を。
喋ってるのは横の友達とです。

つまり、ほとんどが数人でやって来て、大声でわいわい喋りながら同じネットゲームに横並びで興じる、という、リアルだかネットだかわからない遊び方が、台湾のネットカフェです。

web何.0なんでしょうか、これは。
台湾の人の騒音耐性と、他の人のやることに対する気にしなさが、この日本ではまず考えられない状況を生み出しています。

先ほど、犬を連れた子供五人がやってきて、みんなでがやがやネットゲームで遊んでいます。犬はその辺をうろうろしています。写真は私の鞄をあさろうとした犬。ちなみに二階です。

もうあまりの混沌に、むしろ生物が生まれた頃の、太古の海に抱かれるような気楽さがあります。ノイズキャンセリングヘッドホンを付けて、なお十分な騒がしさ。すでに二時間近く居座っている自分の図太さを、自分で褒めてあげたいです。読書でもするか。

超騒音、ドリンクバーなし、シャワーなし、日本語のネットゲームなし。
ただし電話自由、会話自由、持ち込み自由(飲食物、ペット含む)。
神経質な方、いや、よほど気の大きな方でもなければ絶対にお薦め出来ませんが。いちおう24時間営業です。試される方は自己責任で。
あ、もちろん全ての台湾のネットカフェがこんな状況な訳ではないと思いますけれども。
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2009年11月13日 (金)

かざらない店

かざらない店
ちょっと台北の市街まで出てきました。
台湾大学近くの学生街で夕飯を済ませまして、さて帰るか、とバス停まで歩く途中。

豆腐のデザート、豆花の店がありました。
と言っても、私は普段から甘いものはそれほど食べないので、何ということもなく通り過ぎようとしたのですが。

あまりのインパクトに、思わず引き返して入ってしまいました。

何せ、けっこう客も入っているのに、およそ机と売り物以外、ほぼ何も内装の類がありません。

それも、味に自信があるから小手先の店構えなんかいらねえとか、そういった気負いを示したりしているわけでもなさそうです。

写真ではなかなか伝わりませんが、まるで店が一度潰れて、改装のために一度全部取っ払い、これから壁でも塗り直すか、という直前に椅子を並べて営業を始めてしまったような、そんな風情なのです。

売っているのも豆花35元の一品のみ。注文も何杯で温冷どちらにするか、だけです。

近くは大学街で、わりと垢抜けたような店も多いだけに、このワイルドを通り越した店構えは、異様な存在感を放っています。

来た豆花を見て、あらためて納得。
ザラメのシンプルな甘さのつゆに豆腐が浮いていて、その上にゆでたピーナツ。冷ですとそこにザラメのかき氷が乗ります。

要するに、ほぼ全て薄茶色です。

それはもう、今まで氷あずきの色合いが地味だと思っていた自分が申し訳
なくなってくるほどに。黒だけでもけっこう見た目に変化を感じていたようです。

どうやらこの店全体が、ハナから外見や色合いがどうこう、ということに気を使うつもりがありません。

それでも、客もかなり入っているくらいですから、この見た目には味も素っ気も無い豆花、ちゃんと美味いです。
視覚をほとんど刺激せず、美味さだけがやってくる不思議な感覚は、なかなかに新鮮です。

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2009年9月11日 (金)

その辺の朝方から(第3回)

その辺の朝方から(第3回)

3回目にしていきなり朝ですが。面倒なので回数は通しで。

朝食からたくさんの店が開いている台湾ですが、客が多くて回転の早い店なら、たいてい当たりです。

今日入った店の売りは、魯肉飯とカレー。
朝からカレーかよ、と思いつつ注文。
でもここの「朝カレー」が、何だかいい感じなのです。

ゆるめのあんかけ状のルーは細切りタケノコなど入って優しい取り合わせで、香辛料も少な目。ルーも多めにかかっているので、雑炊のようにあっさりと胃に入ります。妙に後を引く美味さ。朝カレーとして適応した一品です。
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2009年9月10日 (木)

その辺の昼下がりから(第2回)

その辺の昼下がりから(第2回)

今日は曇りですが、どうにも蒸し暑いです。
美容院を見かけましたが、看板の顔の絵が単純化しすぎていて怖いです。

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2009年9月 9日 (水)

その辺の昼下がりから(第1回)

その辺の昼下がりから(第1回)

どうもご無沙汰しております。

幸いにして、前回の更新以降も平穏でうろうろしておりますが。

最近は帰宅が遅いのと、バイク移動が多く、日中の更新が難しい(面白い写真はあるのですが)日々です。

それと、八八水災(先月八日に台湾を直撃した台風八号)の被害を目の当たりにする機会があったこともあります。
1ヶ月が過ぎ、平野部はほぼ回復しましたが、山間部では道路の復旧もまだまだといった所もあります。本人は大真面目に書いているつもりの当サイトも、この一大事にふざけているように思われては申し訳ないと、更新しあぐねている面もありました。

とは言え、これでは当サイトのもう一つの重要目的である、自分の生存を友人知人に知らせることができません。

ということで、まずは、台湾時間午後二時頃をめどに、今居るあたりの写真を送る、という暫定的更新を取ることにしました。

日本においでの皆様も、台湾都市部においでの皆様も、急に心だけが台湾の地方へとばされたような、妙な感覚にゆるく浸っていただければ幸いです。

今日はとある駅舎にいます。
横では乗り降り、迎え見送りのほか、近所のじいさまたちが増減を繰り返しつつ、喋ったり黙ったりぼーっとしたりしています。そこに混じり、携帯でメールを打つ。暑い昼下がりです。

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2009年7月10日 (金)

こどもの夢が浸食する

こどもの夢が浸食する

夏休みです。

子どもたちの楽しげな顔や、そうでもなさげな顔が町にあふれ、台湾の強い日差しと相まって、よくわからない奔流となって大人たちまで浮かれさせるような、そんな空気を醸し出しています。

そんななか、近所のスーパーに行くと、突如として写真のものができていました。

まあ、よくあると言えばよくある、空気で膨らませて中で子供がはねる、ビニールの城ですが。

特に宣伝もなく、スーパーの駐車場に、夏の始まりと共にやって来たビニールの城。

午後九時を回っても、煌々と明かりに照らし出され、中ではぽんぽんと数人の子供が飛び跳ねる。

蒸し暑い日の夜にそんなものを目の当たりにしますと、夏に対する子供たちの思いが具現化して落ちてきて、自分も取り込まれてしまったような、のぼせた気分になるのです。
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2009年6月30日 (火)

粘性とロケーションフリー

粘性とロケーションフリー

今日は、昼ご飯に少し贅沢してモスバーガーへ行きました。冷房にあたりすぎて、外に出るとぬるくて気持ちがいいです。

セットでハンバーガーにポテト、ドリンクが付いてきます。紅茶が日に当たって良い色です。

ポテトにはケチャップが付いてきました。
モスバーガーは日本発だけあって、総じて塩味の薄い台湾のフライドポテトの中でも、味の濃い方です。
なので、別にケチャップを付けなくても良いようには思うのですが、せっかく付いてきているので使ってみることにしました。

が、ここで一つ問題が。
ケチャップを出す場所がありません。

友人に聞いてみたところ、
どこのハンバーガーチェーンでも、ポテトにケチャップは付けてくれるが、それ用の小皿を付けたりはしない、とのこと。

ではどうするのか聞くと、その辺に適当に出す、との返事。と言っても、当たり前ですが机に盛ったりはせず、紙ナプキンあたりを使うことが多いようです。

言われてみれば、ケチャップはどろっとしていて粘性が高いもの。ジェットコースターに乗っても垂れない、などというCMがあったくらいです。
ですから、醤油などのように皿に入れなくても、垂れたり広がったりする心配は少ないわけです。

調味料界では、群を抜いて高いロケーションフリー能力を誇るケチャップ。
その能力を、オムライスに文字を書くくらいで満足していてはいけないのかも知れません。

・・・そんなどうでもいいことを思う夏の日です。

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2009年6月24日 (水)

百点とってお寿司を食べよう

物で子供たちを釣って勉強させる、というやり方は、
あまり好まれない方もいらっしゃると思いますが、
子供側からしてみれば、訴求力あるイベントには違いありません。

ただ、私の家ではそうした報償制度はありませんでした。
インターネットも普及していない頃の子供にとって、
自分の家で「ない」ことは、それはほぼ世界に存在しないに等しいことです。
数少ない「世界」の情報源である友人たちからも、
実体験として聞かされたことはほとんどなかったように思います。
実際は貰っていても、人に話したがらなかったのかも知れませんし、
私が僻みで、聞いた記憶を封印しているのかも知れませんが。

そんなわけで、「良い点を取って何かもらえた」といった話は、
せいぜいが「ドラえもん」で見かける程度。
もはやバーチャルな話を超えて、神話伝説の類でした。

そんな、藤子・F先生時代にはあったと思われる習慣が、
何だかやたらスマートな形で、台湾では受け継がれています。

回転寿司というのは、台湾ではわりと高級な食事です。
「回転寿司が高級?」と一瞬思ったりもするわけですが、
よく考えると、競争で安い回転寿司の店が日本に激増したのも、
せいぜいここ十年くらいのものです。

それに、日本と同じような店がたくさんあるので忘れがちですが、
当たり前ですが、台湾で寿司は「外国料理」なわけです。
日本で中華を食べるようなもので、どうしてもちょっとお高くはなるわけです。

まあ、ちょっと良いレストラン、くらいのランクではありますが、
それでもその辺の食堂で食べるのに比べたら、
なかなかのお金がかかることを覚悟しなければいけません。

そんな回転寿司の店で、こんなキャンペーンが組まれていました。

Imag0415

(クリックすると拡大します)

「百点取ったら ○○(店の名前)がご褒美あげます」
「国中三年(日本で言う中三くらい)以下の学生は、
 100点のテスト用紙を持って来ると
 5皿食べたら6皿目はタダ!」

とまあ、そんなキャンペーンです。
ちなみに、一行目は「奨」という字が強調されているので、
何かの言葉とダジャレになっているのかも知れません。

しかもよく見ると「第二弾」とあるので、
「百点のご褒美にお寿司」というパターンは、
私の想像以上に定番になのでしょうか。

確かに、百点取って悪いということはありませんので、
こうやって社会全体で開けっ広げに褒めてくれたら、
それなりのモチベーションにはなりそうではあります。
たとえ百点取れなくても、日本より周りを気にしない台湾なら、
必要以上に僻んだりすることも比較的少なくて済むのでしょうか。

なお、上部分にあるマグロのにぎりに顔書いたようなのは、
この回転寿司のメインキャラクターです。
親子という設定で会話しているようなので、
最後に何を話しているか見てみましょう。

父親「テストが100点で、家族みんなが得したなあ」
子供「全部ぼくのお手柄だよ」

………。
ご褒美でお寿司、というのは悪くないと思いますが、
お子さんが増長しすぎないように注意して欲しいものです。

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2009年5月 5日 (火)

扉のムコウ

扉のムコウ

週末に、先日の澎湖行きの際の写真を整理しましたところ、ご紹介したい物も数枚ありました。

これは、とあるホテルの部屋のドア。
部屋割りの関係で、男ばかり数人で大部屋に泊まっていたもので、
水着なんぞ干してありまして、かつゴミが溜まっていてむさくるしいですが。

鉄の丈夫な扉で、しかも閉めたら勝手に鍵のかかるオートロックです。

と言いますか、たぶん元は非常扉です。

どういう改装を踏まえてこうなったのか。
あまり深く考え出すと、お互いに不幸になりそうな気もします。

非常扉だったらしき扉の、向こう側にもこちら側にも、あるのはただ日常。

…いや、旅行で泊まる場所である以上、全くの日常とも言い切れないのでしょうか?

非常と日常の意味が、その扉の向こうで揺らいでいます。
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2009年4月10日 (金)

大判焼き、のようなもの

大判焼き、のようなもの

台湾で屋台と言えば、やっぱり夜市ということになるでしょう。

いや、もちろんそうなのですが。
町中でも夜になると、ちょっとしたスペースにはめ込まれたパズルのように、屋台が出ていることがあります。

小型トラックの荷台を改造してある(相対的に)立派なものもありますが、大人一人分の幅くらいしかないような、本当に小さいものもけっこうあります。

さすがにこれだけ小さい屋台になると、売れる物も限定されてくるようで、火を使わない物(サンドイッチや生春巻きのようなもの)だったり、既に調理済みの物を切って売ったりすることが多いように思います。

火を使うものでは、移動と調理行程のシンプルさが良いのでしょう、型で焼く粉物を良く見かけます。中でも多いのが、大判焼き、のようなもの。

日本でも今川焼きとか太鼓まんじゅうとか、色々呼び名があるようですが、台湾では「小豆餅」という名前で売っているのが多いようです。その割に、小豆あん以外の味も各種用意されています。

屋台をのぞくと、お馴染みの丸が並んだ鉄板を使って、次々と色々な味の小豆餅(味ごとに名前が違うのかも知れませんが)=大判焼き、のようなものが焼かれています。

大判焼き、のようなもの、と書きました。つまり、ちょっと日本の物とは異なっているわけです。

台湾のサクサク好きにあわせて適応したものか、皮が薄くパリパリのなのです。

ですから、大判焼きのふっくらした生地をイメージするのではなく、「出来立ての最中」を食べるイメージで口に入れると美味しいのではないかと思います。

と、それが台湾でよく見かける「小豆餅」なわけですが。見た目は同じでも、日本の大判焼きのもふもふ感も懐かしく思っておりました。

そんな中、家の近所に「日式小豆餅」の店が開店しました。早速買いに行ってきたところ、確かに日式。生地の中に沈み込んでいくような歯への当たりが懐かしい。

あ、そんなことより中の餡が緑色なことが気になりますか。ごもっとも。明日お伝えします。

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